ED(Erectile Dysfunction)とは、日本語で「勃起障害」と呼ばれる男性の生殖機能に関する病気です。インポテンツというとよりしっくりくるという人も多いかと思います。しかし現在では、その特徴をより的確にとらえているEDという呼称を使うほうが一般的です。
EDは、ひと言でいうと性欲はあるのになんらかの理由で性器が勃起せず、性交できないという病気です。日本性機能学会、アメリカ泌尿器学会ではそれぞれEDを下記のように定義しています。
■日本性機能学会
・性交機会の75%以上で勃起が不十分であるために、満足な性交ができない状態
■アメリカ泌尿器学会
・満足のゆく性行為に十分な勃起を達成できない、もしくは維持できないこと
つまり、EDは男性の性生活に深く大きな打撃を与える症状なのです。
それだけではありません。正常な性行為できないということは、男性としての誇りを傷つけることもあります。また、恋人や配偶者、親族との関係が悪化してしまう可能性だって十分に考えられるのです。
実際、夫がEDだと知った義母は、私に「別れてもいいんだよ」とおっしゃいました。もちろん、それは私を思っていってくれたことです。わかっていながらも、やはりそれは悲しく、つらいひと言でした。私でさえそうなのですから、本人はもっとつらかったことでしょう。
そして、EDはなにも特別な病気ではありません。男性ならば誰でも発症する危険を背負っています。事実、飲みすぎたときなど一時的なものを含めれば、「したいけどできなかった」ということを多くの方が経験しているはずです。
EDは、それで命を落とすこともなければ、人にうつすこともありません。しかし、その人の人生を揺るがしかねない深刻な病気だと認識しておかなくてはなりません。